電通とアクセルマークは2015年10月23日、共同でスマートデバイスに特価した広告サービス「BRAND SCREEN」(ブランド・スクリーン)の提供を開始する。

 通常のウェブバナー枠で展開するサービスだが、スマートデバイスに搭載されたジャイロ センサーやタッチスクリーン、加速度センサーなどを活用することで「傾けてのぞく」コンテンツや「メディアコンテンツ上で遊べるゲーム」など斬新な広告クリエーティブ展開する。

 コンテンツはHTMLとJavaScriptで制作する。メディア側はコードを貼り付けるだけで利用できる。

画像: www.axelmark.co.jp

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ブランド訴求力の場としてメディアの価値を高めてゆく

 「BRAND SCREEN」(ブランド・スクリーン)の狙いは “メディア価値の向上”。

 スマートデバイスの普及 ( 発表資料によると現在、スマートフォンの普及率は62 %、20~30代では80~90%台)によるメディア接触が増加する中で、メディアの収益化をより高める機能性をもったスマートデバイスならではの広告表現を実現しようという狙いがある。

画像: 川野尚吾 氏 / アクセルマーク株式会社 広告事業担当取締役 コンテンツ事業担当取締役

川野尚吾 氏 / アクセルマーク株式会社 広告事業担当取締役 コンテンツ事業担当取締役

 「スマートデバイスが本来持っている機能を活かすことで、遊び感覚を広告にもたらすだけでなく、今まで体験したことのないような表現を提供できたり、メディアのコンテンツとダイナミックに連携するようなクリエイティブを実現することができます。

 私達が実現したいと考えているのは、「スマホ時代のブランド体験」なんです。

 現状の広告は、メディア様が高い価値を生み出していても、CPC(コスト・パー・クリック:クリック課金)やアドネットワークの入れ替えで何とか単価を維持している状況で、はっきり言ってメディアの価値が評価されているとは言いがたい状況です。

 例えば、あるメディアが良質なコンテンツを制作し10億インプレッションを生み出しているとします。一方でユーザーが切り貼りして作ったCGMコンテンツが同じ10億インプレッション出したとしても、メディアが事業として力を込めたコンテンツがそれ以上の評価を得られるわけではありません。むしろCGMのほうがCPC単価が高かったりするわです。

 我々広告事業者は、結局、広告枠をリアルタイム売買でさばいているだけに過ぎません。ですから、もっとメディアの価値をお金に変えられるような、言い方を変えるとブランド広告がマッチするような広告フォーマットを提供することで、本来のメディア価値を出してゆけるようにする。いわば、メディアさんの価値で広告価値を高めていけるような取り組みにしていきたいと考えています」。

 アクセルマークは「BRAND SCREEN」(ブランド・スクリーン)を支える技術一式の特許出願を済ませている(特許出願番号:特願2015-159830号)。メディアとブランドと相談しながら、より価値のあるリッチアド表現を展開していく考えだ。

蛇足:僕はこう思ったッス maskin 2015年10月23日、アクセルマークと電通から「スマホセンサー連動広告」の話題が発表前から流れ、アクセルマークはストップ高となった。
「BRAND SCREEN」(ブランド・スクリーン)の導入想定クリエイティブを沢山拝見したが、まさにクリエイターの腕の見せ所。
仮にメディアの特徴を活用し、それがブランド広告のクリエイティブと連携し、かつ読者の利益と一致するのだとしたら、メディアの収益化に道筋ができる可能性もある。川野さんいわく「メディアの価値をみて、指名買い」もありうるとのこと。あくまでバナー広告の発展形だと言えるが、バナーだからこそ市場全体に影響をおよぼしそうだ。
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