テクノロジー系ベンチャー企業の経営者が一堂に会する日本最大のイベント「Infinity Ventures Summit 2015 Fall Kyoto」が12月8日、9日の両日、開催されている。

 恒例の目玉ピッチイベント「IVS Launch Pad」が明日2015年12月9日の朝8時45分から開始するのに先駆け、登壇14企業が公開された。

 このイベントは投資家による厳しい審査を経たトップ14社が、業界キーマンらの前でそれぞれ6分間の最終プレゼンを行うというもの。過去の優勝者として、電気車いすの「WHILL」や「クラウドワークス」、「あきっぱ」などの注目企業がある。

・Launch Pad
http://www.infinityventures.com/ivs/launch/
・インフィニティ・ベンチャーズ・サミット 公式USTEAMチャネル
http://www.ustream.tv/channel/infinityventuresummit
・Launch Pad傑作プレゼンテーション集
https://vimeo.com/album/2682884

8:45-10:45は生中継も

IVS 2015 Fall Kyoto "LaunchPad"

gaming.youtube.com

スポンサー企業からの豪華賞品

ANAホールディングスから東京ーサンノゼ間航空券を2名分。投資先WiLとの現地c支援。

IBMからは優勝者に対し「IBM Bluemix」 年間12000ドル分、ソフトレイヤーのデータセンター月間1万2000ドル分を12ヶ月分を提供。

Amazon Web Serviceからは全員に3000ドルクーポンとaws activate。優勝者にはsれに加え「本当に叶うウィッシュリスト」(昨年優勝のあきっぱは書籍、とMacBook5台)

スタートアップ支援を新たに開始したGoogleからは、海外進出とマンツーマン支援。

IVS LaunchPad過去の優勝者であるフリーは会計ソフト50万円分を提供。25年分とのこと。

PayPalからは、PayPal決済、登壇企業全てに100万円分の特典(決済手数料もしくはマーケティング支援)。手数料で換算すると3000万円の分の決済に相当するとのこと。

AppAnnieからは、Intelligence SMB製品世界のアプリとアプリ企業の収益の推計値データを提供。

IVS Launch Pad登壇14社(追加*実プレゼンベースのショートレビュー)

1. 株式会社 wizpra 「wizpra NPS(ウィズプラ エヌピーエス)」

「NPS」は非常に信頼性が高い売上の先行指標としてアップルストアやアメックス等のサービスといった企業が導入している。「Wizpra NPS」はその指標を活用し顧客や自社社員のロイヤルティを可視化、顧客と経営の垣根を取り払うもの。

2. 弁護士ドットコム株式会社 ウェブ完結型のクラウド契約サービス「クラウドサイン」

ウェブ完結型で契約締結ができるクラウド契約サービス。無料で利用できるプランもある。契約書の保管・管理にも利用できるだけでなく、発注書・請書・納品書・検収書・請求書・領収書など、さまざまな対外的なやりとりに使用可能。「印鑑は慣習に過ぎず、法的に必要なものではない」という主張が印象的。リリース7週間で658社。9000人の弁護士と2000人の税理士ネットワークが強み。

3. Repro 株式会社 モバイルアプリの課題の発見から解決の方法まで 「Repro(リプロ)」

アプリの利用状況を動画で記録・分析し、UI/UX最適化に役立てるのためのアナリティクスツール。「ユーザーが離脱しても、その理由がわからない」「分析しても、結局は最大公約数的なマーケティングメッセージしかできてない」という人を対象とする。17か国、1000社以上が利用。2019年1.8兆円市場となるモバイルマーケティング市場を狙う。2016年夏にアメリカ進出予定。

4. 株式会社 Z-Works 自宅見守り IoT サービス 「LiveConnect」

「自宅のホームセキュリティ」から「遠く離れた場所の見守り」まで、無料のアプリと連携し幅広い用途に対応するIoTセキュリティソリューション。長年のケア実務の経験から多様なセンサーとIoTプロダクトを開発。徘徊防止やライフログ、ケアマネージャー用サービスなど万全なラインナップという印象。

5. 株式会社農業情報設計社「AgriBus-NAVI」

シンプル・低コストな農業機械用GPS/GNSSガイダンスシステム。トラクターやコンバイン、自走式スプレーヤーなどの農業機械に搭載して、圃場内の直進作業を支援するアプリ。広い圃場内でまっすぐ、等間隔に作業するという困難な作業をスマホの画面で確認しながら運転することで改善する。酪農が盛んな北海道函館市という現場視点の技術。市販のGPSシステムは70-80万円に対して無料ー月額500円というコストパフォーマンス「プアマンズガイドだ」という評価が世界から。

6. 株式会社 ディー・エヌ・エー “乗ってみたい”に出会えるカーシェアアプリ「Anyca(エニカ)」

個人間でクルマをシェアするカーシェアサービス。自動車保険に1日単位で加入するシステム。手数料は10%。現時点では都内が中心だが、三か月で1500回シェアされたという。スマートキーデバイスを開発。来年2016年春にリリース予定するとのこと。

7. 株式会社ミナカラ 自宅に治療がやってくる「おくすり宅配」

http://minacolor.com

ご自宅・オフィスに最短30分で市販薬・処方薬を宅配してくれる。薬剤師に症状を相談してアドバイスを受けることが可能。完全無料。開発者は薬剤師。市場規模は7兆円(拡大中)。「救急車より早く薬がやってくる」そんな社会を目指すサービス。

8. クービック株式会社 サロン・マッサージの当日予約・直前予約 「Popcorn (ポップコーン)」

サロン・マッサージの当日前日といった直前の予約に限定したサービス。当日限定商品、Popcorn限定商品などを展開。リピーター顧客に対するリレーションマネジメントのシステムも提供。

9. 株式会社 Spectee AI エンジンによるリアルタイム・ニュース映像配信 プラットフォーム 「Spectee」

報道に変革を。国内で最も早くフランステロを通知した「Spectee」( http://spectee.com/ )。報道が初期報道に動くまで90分かかるが、それまでに多くの一般人がソーシャルメディアに投稿し、検索し、実は報道関係者もその情報を頼りにしている。Specteeはビッグデータを使って主要なニュースを発信する。プッシュ通知後のアプリ起動率96%。1000人以上のジャーナリスト(報道関係者)がすでに利用している。2015年12中に報道機関向けダッシュボードが公開予定(報道市場は国内5000億円規模)

10. スカラインターナショナル株式会社 下着のオンラインフィッティングサービス 「FITTY (フィッティー)」

独自の技術でランジェリーを20項目に分けて分析。フィットするアイテムを探すのを支援する。Triumph出身で店頭担当からECへ。顧客の声を吸収して事業に展開してきた経験を、データ分析のビジネスに適用。ユーザーに対する質問は4つのみだが、20以上の項目を確認できるという。店頭にあるアイテムでもバーコードをスキャンすることで仮想フィティングすることが可能。

11 .株式会社 g&h 好きな写真・デザインを、好きなプロダクトで 「Partee(パーティー)」


投稿した写真や友達の写真でiPhoneケースやTシャツなどのアイテムが作れるサービス。自分の写真が利用されると報酬がもらえるプログラムもある。現在はバッグやタオル、Tシャツ、パーカーなど10品目。注文は1点から最短3日で発送。トート2200円と戦略的な価格設定となっている。オリジナルグッズは8000億市場。

12. 株式会社ファンアップ 買えるモノづくりマーケ ット 「monomy」( モノミー)

スマホ上で1500種類以上のアクセサリーパーツを組み合わせて自分オリジナルのブランドアクセサリーが作れる、買える、共有できるモノづくりマーケットアプリ。リリース2か月で4200グッズ。1500以上のブランドが登録されている。

13. 株式会社ライフスタイルデザイン「LaFabric (ラファブリック)」

デザイン、生地、サイズからオリジナルの1着がつくれるカスタムオ ーダーのファッション通販サイト。日本製のオーダーメイドスーツ、シャツ、ジーンズなどが対象。「流通構造がいびつで工場がもうからない」という状況を打破し、良質なアイテムを提供できるようにする。ポップアップショップや実店舗展開も。サイズデータを保管・応用するため、リピート率1/3(3か月)。ファッション市場は9兆円。

14. 株式会社ステイト・オブ・マインド 縫製マッチングプ ラットフォーム 「nutte(ヌッテ)」

洋服のリメイクや再現、洋服や雑貨のオリジナル商品の製作をプロの職人に依頼できるオンラインサービス。創業者は縫製の仕事を10年。縫製の職人は10万人いるというがあくまで下請けで連携などがない。縫製は、小ロット生産が可能なため、そこに着目。展示会サンプルや数百といった小ロットの商品にも使われる。2015年2月にリリースで1800事業者が登録。

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蛇足:僕はこう思ったっス

アプリの復権。アプリ博を4年以上やってきている中で、2016年はアプリブームがもう一度やってくると感じている。マーケティングやテクノロジー、さまざまな優位性を掲げアプリとしてリリースする時代。スマホネイティブ層が極大フェーズに入る来年。これまで経験したことのないようなプロダクトがここから誕生してもおかしくないと思う。

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